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一戸建てとマンションのどちらであっても、家を売る際に必ず知っておきたいのが「瑕疵担保責任」についてです。瑕疵担保責任のことを知らずに、売買後に大きなトラブルとなってしまうケースは珍しくありません。
瑕疵担保責任とは?
新築でも中古でも家の売買をするときには、この「瑕疵担保責任」というのが必ず付帯しています。もちろん、売主が業者でも個人でも関係ありません。そもそも「瑕疵担保責任」が一体何なのか知らない人も多いのではないでしょうか。
瑕疵担保責任とは、家の売却で買主が不利益にならないように、売主に課せられた責任のことをいいます。
つまり、家を売った後で一定期間は、売主がその家の保証をしなければならないという決まりのことです。
瑕疵担保責任の事例
家を売った後に、雨漏りが発覚したとします。もちろん、売主も雨漏りをしていることを隠していたわけじゃなく、本当に知らなかったとします。
しかし、この瑕疵担保責任がある限り、知らなかったでは済ませることはできません。このように売主すら知らないような隠れた瑕疵(欠陥)が家の売買には潜んでいるのです。
つまり売主すら知らなかった瑕疵については、その瑕疵の補修・修繕は売主に義務が発生します。新築の場合であれば、瑕疵担保の責任期間は10年、中古住宅であれば、瑕疵担保の期間は平均1ヶ月~3ヶ月くらいと設定するのが一般的です。
ただし建物の築年数が20年や30年を過ぎているような一戸建て住宅の場合、建物には何らかの瑕疵があって当然と思われるので、売主と買主が合意すれば瑕疵担保責任を免除することも可能です。
瑕疵担保の専門保険が人気
家の売却では瑕疵担保の責任を負うのが一般的であり、この瑕疵担保責任を嫌がる売主が増えているのが現状です。
そのため個人間同士の売買を諦め、買取り業者に安値で売却するケースも増えています。ちなみの個人が業者に家を売却する場合は、瑕疵担保責任はすべて免除されることになっています。
また最近では瑕疵担保責任を代行してくれる保険商品が注目を集めています。国土交通省も推奨している制度ですし、保険会社も国土交通大臣のお墨付きなので安心です。
瑕疵担保の保険商品については、以下のHPを参照してください。
・住宅瑕疵担保責任保険協会
http://kashihoken.or.jp/
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